より多くの人に興味を持ってもらえるプレスリリースを作成するためには、自社の新情報をまとめるだけでなく、時節やトレンド情報をうまく活用することがおすすめです。
時節やトレンド情報に自社の情報をかけ合わせることで、より注目度を上げ、メディア関係者だけでなく、生活者にも届く可能性が高まります。
本記事では「熱中症・夏バテ」をピックアップ。食品や飲食業、医療・ヘルスケアなど夏バテや熱中症対策を想起しやすい企業の方は特に活用しやすいトレンドです。ぜひ記事を参考に、自社のプレスリリース作成にお役立てください。
「熱中症」や「夏バテ」をプレスリリースに活用するSTEP
気温や湿度が上昇すると気をつけたいのが、「熱中症」や「夏バテ」。夏本番だけでなく、初夏・梅雨の時期から症状が出ることもあります。
PR TIMESでは熱中症に関するプレスリリースは5月から、夏バテに関するプレスリリースは6月頃から例年増える傾向があるため、早いうちからチェックしておきたいキーワードです。
「熱中症」や「夏バテ」対策の商品・サービスを扱う企業でも、プレスリリースに何を盛り込むべきか悩む広報PR担当者は多いのではないでしょうか。
本記事では、トレンドキーワードをプレスリリースに活用する基本の8ステップをベースに、「熱中症・夏バテ」に関するプレスリリースの作成から配信する方法をご紹介。8つのSTEPの中でも、特に役立つポイントを事例とともに解説していきます。
基本の8ステップは以下です。

情報収集して傾向をチェック
倦怠感や食欲低下、吐き気・頭痛など、さまざまな症状が引き起こされる「熱中症」や「夏バテ」。共に高温多湿に対して身体が上手く対応できないことが原因といわれています。

いずれの場合も水分補給や暑さに負けない健康な身体づくりが対策として必要であり、毎年多くの人が興味・関心を寄せるトレンドキーワードのひとつです。
しかし、毎年訪れるシーズントレンドキーワードであっても、毎回同じ情報発信では十分とは言えません。年毎に変化する人々のキーワードに対する捉え方、生活者のニーズなど、その時々の傾向をチェックし発信する情報に活かすことが大切です。
生活者の声を聞く
まずは、トレンドキーワードにまつわるどんな情報が検索されているのか調査してみましょう。
調べ方はネット検索機能やSNSのワード検索がトライしやすくおすすめ。例えばGoogleの検索機能で「熱中症」や「夏バテ」と入力すると、「原因」や「症状」のほかに以下画像のような検索候補が表示されます。


こうして検索ワードを調査してみると、キーワードに対して生活者がどんな情報を必要としているのか、またどのように捉えられているのかがわかります。需要に沿った情報を発信するためにも大切なステップです。
また「キーワード」+「調査」と検索すると他企業の調査結果も確認できます。生活者の声が聞けるので参考にしてみましょう。
<他社が実施した調査結果の例>
1.小学4年~中学3年生の子どもを持つ保護者を対象に、熱中症の経験や対策について調査
参考:昨夏、小中学生の4割が“熱中症のような症状”を経験 明光義塾調べ 「子どもがいる家庭の熱中症・暑さ対策に関する実態調査」
2.「熱中症かもしれない」と感じた場面や、そのときの対策などを調査
参考:「熱中症対策と水分補給に関する調査」にて、半数以上が「熱中症かもしれない」と感じた経験があり、そのうち約8割が対策を強化と回答
3.非電化の冷感アイテムの所有率や、アイテムに対する不快・不満点などを調査
参考:冷感アイテムに関する意識調査を実施。 消費者が本当に求めていた“持続する冷感”を叶える。「冷やしトク」が日常使いの最適解に!
今年ならではの傾向を捉える
熱中症や夏バテといえば7~8月のイメージですが、温度・湿度が高くなる5月末から症状が出てきます。気象庁では1ヵ月予報、3ヵ月予報など長期での気象予報も発表しているので、参考にしてみましょう。
<参考>
1.夏場の運動不足を解消すべく、フィットネス施設での運動習慣化を促進
参考:24時間ジムのリーディングカンパニーが圧倒的NO.1を目指すエニタイムフィットネス 2026年夏の全国プロモーションを始動夏の運動習慣を応援する“クールジム”を提案
2.「先回り猛暑対策」として、2025年の売れ筋レポートをもとに早めのセルフケアを提案
参考:【2025年夏の売れ筋レポート】5月から始める“先回り”猛暑対策。iHerbが昨夏に売れた商品を初公開
3.2026年のプール開きに合わせて、熱中症対策に特化した啓発ポスターを配布
参考:プール開きに合わせて、プール施設の熱中症啓発を強化 「プールでの熱中症予防ポスター」無料ダウンロード提供を開始
ペルソナをイメージ
「熱中症」や「夏バテ」は誰もがなりうるものですが、対象者によって要点の届け方や画像の見せ方なども変わります。プレスリリースを作成する際は、誰に情報を届けたいのか整理してペルソナを設定しましょう。
<ペルソナ例>
- 名前
- 年齢
- 性別
- 職業/役職
- 年収
- 日課にしていること
- 1日のスケジュール(平日/休日別)
- 最近の悩み など
例えば、設定したペルソナが「小学3年生と年長の子どもを持つ30代の専業主婦」だとします。自社の商品が「軽量で手頃なサイズの水筒」であるなら、「子どもでも持ち運べる軽さのミニボトルで熱中症対策を提案」といった切り口で提案することが可能です。
ペルソナ設定の仕方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
ペルソナは商品開発の時点で設定されていることも多いので、社内の関係部署に確認してみましょう。自社の商品やサービスを誰に伝えたいのかしっかりと設定することによって、どのような切り口で提案するとよいのかも見えてきます。
また、人間だけでなく動物・ペットなどにも「熱中症」や「夏バテ」の危険性があります。ペルソナ設定の項目に「ペットを飼っているかどうか」を加えてもよいでしょう。
ペットの熱中症対策や夏向けアイテムを紹介するプレスリリースも複数配信されているので、こちらも参考にしてみてください。
<参考>
1.愛犬が食事・水分を無理なく摂取できる「スープごはん」を提案
参考:暑い夏場の愛犬の食事と水分補給をサポート! 『ペットパラダイス』国産原料を使用した「スープごはん」が人気
2.猛暑から愛犬を守る、特許取得済構造を搭載した空調ウェアを発表
参考:猛暑から愛犬を守る、特許取得済の冷却構造を採用した犬用空調ウェア「AIR COOL WAN」を新発売
調べた情報を箇条書きで整理
これまでに得た情報をもとに、自社のプロダクトやサービスの魅力を発信するうえで活用できそうなものをピックアップし、箇条書きで整理してみましょう。自社のプロダクト・サービスのアピールポイントとトレンドがなぜ合致しているのか、言語化しておくことが大切です。
<ポイント整理の例>
- 冷感マスクなどの日用品を扱う企業
→「『マスクの着用による熱中症リスクを感じる』と応えた人が○○%」などの調査結果をプレスリリース内に加える
- 疲労回復効果のある成分○○が豊富な食品を扱う企業
→毎年夏バテによる食欲低下・栄養不足を感じる人などターゲットを明確にする
- ペット向けのフードや洋服などを扱う企業
→ペットにも熱中症の危険性があることを飼い主に認知してもらい、その対策を丁寧に伝える
プレスリリースの本文を作成
調べた情報と共に自社のアピールポイントがまとまったら、プレスリリースの作成に取り掛かりましょう。
自社プロダクトやサービスの概要に加えて、リサーチした情報と組み合わせてニーズにマッチしたアピールポイントをまとめます。商品概要のみで紹介するよりも、世論の需要に沿った供給であることが伝わり訴求力がアップするためです。
その際、根拠を信ぴょう性の高いものにするためにも、調べて得たデータもぜひプレスリリースに引用しましょう。情報源を明記することで訴求力も高まります。他社が行った調査結果を用いる場合は許諾を得るなど注意も必要です。著作権に関しては以下の記事も参考にしてみてください。
また健康に関する切り口で発信する場合は、調査だけでなく管理栄養士など専門家のコメントをプレスリリース内に盛り込むことにより、説得力が高まります。以下のプレスリリースを参考に、社内の有識者や専門家に協力してもらえるよう呼びかけてみるのもよいでしょう。
<参考>
1.塩分補給に有効な期間限定商品のこだわりを「製品開発者コメント」として訴求
参考:食べやすい種ぬきほし梅に岩塩をまとわせたすっぱくてしょっぱい、梅のおやつ「塩ほし梅」
2.共同開発・ファン付き冷却ベストの実証実験結果を、専門家プロフィール・コメントともに紹介
参考:「ファン付きペルチェ式冷却ベスト」が暑熱下の作業負荷を軽減、有効性を確認
プレスリリース作成の基本的な構成は以下の記事を参考にしてみてください。
「熱中症」や「夏バテ」は誰しもがなりうる症状。夏本番を迎える前に情報を集め、有益な情報を発信しよう
近年の7月、8月は気温が30度を超える真夏日や猛暑日も多く、健康管理が難しくなる場面も少なくありません。また、猛暑の屋外だけでなく室内でも熱中症にかかる可能性があることから、プレスリリースでも「油断は禁物だ」と呼びかけられるとよいでしょう。
熱中症や夏バテは誰もがなりうる症状だからこそ、幅広い人が対象者になります。前述の通り、早ければ5月末から症状が出始めるため、夏本番を迎える前に自社のプロダクト・サービスの特徴を整理し、それを活用することへの安心感を持てるような情報発信を意識していきましょう。
なお、プレスリリースは配信したら終わり、ではありません。配信ツールを活用した場合は自社の公式HPにも掲載したり、SNSでリリースページのURLをシェアしたりするなど、より多くの人の目に留まるよう、自発的に発信してみてください。
<編集:PR TIMES MAGAZINE>
熱中症・夏バテのプレスリリースの書き方に関するQ&A
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