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ものづくりへのこだわりをどう届けるか。世界観を軸にした広報PR|メルティングポットハラペコラボ株式会社

ものづくりへのこだわりをどう届けるか。世界観を軸にした広報PR|メルティングポットハラペコラボ株式会社

鉱物をモチーフにした琥珀糖「こうぶつヲカシ」で知られる、メルティングポットハラペコラボ株式会社。「人生を彩る美しきものを創り続ける」をミッションに掲げ、アートとフードを掛け合わせた独自の世界観で多くのファンを魅了しています。

その原点にあるのは、「作品をつくる」というものづくりへのこだわりと深い愛情です。よいものをつくるだけでなく、その価値や世界観も届けたい。そんな想いから、SNSやプレスリリースを通じた発信を続けています。

本記事では、同社取締役の馬場和恵さんにインタビュー。子どもをおぶってケータリングの現場に立っていた創業期のエピソードから、ファンとの接点づくりを支える広報PRの考え方や情報発信の工夫まで伺っています。

メルティングポットハラペコラボ株式会社(福岡県福岡市):最新プレスリリースはこちら

馬場 和恵のプロフィール画像

メルティングポットハラペコラボ株式会社 取締役

馬場 和恵(Baba Kazue)

幼い頃より、工作などのものづくりが好きで、レシピ本を見ながら食べたことのない料理やお菓子を作る楽しさに夢中になる。自分の手で作ったもので人を笑顔にできることに魅力を感じ、製菓専門学校へ進学。卒業後はパン店や飲食店で経験を積む。出産後、ハラペコラボ代表の野尻に誘われ、ケータリング事業やカフェの立ち上げに携わる。現在はハラペコラボで商品開発と広報を担当。単なるお菓子ではなく、驚きと感動を届ける体験として商品の魅力やブランドの世界観を発信している。

「食×アート」で人をつなぐハラペコラボの原点

──本日はよろしくお願いいたします。「こうぶつヲカシ」で有名なハラペコラボさんですが、どのようにして事業をスタートされたのでしょうか。創業の背景について教えてください。

はい、よろしくお願いいたします。

ハラペコラボの前身は、代表取締役の野尻知美がひとりで始めたケータリング事業の「はらぺこ研究所」です。野尻は美術大学出身で、空間デザインや建築関連の仕事などでさまざまな経験を積んできたそうです。そうした背景もあって、料理を通して人が集まるイベントやその空間を演出することを軸とした事業をしたいという思いを持つようになったと聞いています。

私はこれまで料理やお菓子づくりの分野でキャリアを重ねてきて、野尻とも同じ飲食店で働いていた際に出会いました。ふたりとも出産を機に退職するタイミングが重なり、私も「はらぺこ研究所」に加わりました。当時はお互いに産後で、赤ちゃんをおんぶしながらケータリングの現場に行くこともあったんです。事業というよりも、本当にそういった小さなところからのスタートでしたね。

その後、少しずつ仲間も増え、現在のハラペコラボへとつながっています。いわゆる「ママ友」がきっかけで加わった人も多くいますし、現在の従業員はすべて女性で、その多くが子育て中なんです。

──創業当初からケータリングを手がけてきて、「こうぶつヲカシ」などの販売とはまた異なるかと思いますが、どういった点にやりがいや楽しさを感じますか。

ハラペコラボのケータリングでは、テーブルいっぱいに「サラダロード」と呼ばれるサラダの道をつくることをメインにしています。現場でいろいろな食材を色鮮やかに並べていく様子を、お客さまがすごく驚いてくださったり、楽しみながら写真を撮ってくださったりするのを見るのは、私たちにとっても大きなやりがいを感じる瞬間です。(2026年6月現在、ケータリング部門は休止中)

──お客さまを魅了することがやりがいになっているのですね。

私たちは、お菓子を単なる商品としてではなく「作品」としてとらえています。そのため社内では「製造する」という言葉を使いません。代表の野尻からも、「ここは工場ではなくアトリエであり、製造ではなく制作という気持ちでものづくりに向き合ってほしい」と繰り返し伝えられてきました

実際に私たちが生み出しているのは、味だけでなく世界観も含めた作品だと思っています。これは、従業員みんなが大切にしている価値観のひとつなんです。

ケータリング

ものづくりへのこだわりを広報PRの力でより多くの人へ

──プレスリリースやSNSなどで積極的に情報発信をされていますが、広報PRとしてはどのような体制で行われているのでしょうか。

専任の部署があるわけではなく、それぞれが役割を分担しながら取り組んでいます。例えば、プレスリリースの作成は主に私が担当しており、商品撮影については複数のスタッフで協力して行っています。またSNSは、Xは私が、Instagramは代表の野尻が担当して、それぞれが工夫を重ねながら運用している状況です。

また、プレスリリースやSNSで使用する画像の加工や文字入れ、パンフレットなどのデザインは外部のデザイナーの方にも協力いただき、総力を挙げて実施しています。

──現在のように発信に力を入れるようになった背景には、どのような思いがあったのでしょうか。

背景として大きかったのは、「こうぶつヲカシ」をより多くの方に届けていきたいと考えるようになったことです。もともとイベントのためにつくったものだったのですが、本格的に販売していくにあたって、2018年にMakuakeでクラウドファンディングを実施しました。それ以前は、SNSで発信する程度だったので、広報PRという意味では、その頃から対外的な発信を意識するようになったのかなと思います。

一方で、私たちはものづくりが好きなメンバーばかりなので、どうしてもつくることに集中しがちでした。せっかくこだわって新商品をつくっても、その魅力を十分に伝えられないまま終わってしまうことも多く、発信にもきちんと力を入れていきたいと思ったんです。

──お客さまに対する思いが込められたMVV(Mission Vision Value)を拝見しましたが、お客さまとのコミュニケーションではどういったことを大切にされていますか。

ハラペコラボのバリューのひとつに、「私達は、お客様はハラペコラボの世界観を共に楽しんでくれる大切なパートナーと位置付けます。」という一文がありますが、私たちは、お客さまに商品を購入していただくだけではなく、ブランドのファンになっていただきたいと思っています

そのため、SNSに投稿していただいた口コミや感想はできる限り一つひとつに目を通してリポストしています。また、新商品を開発する際には「どちらがよいと思いますか」と尋ね、制作の参考にすることもあります。

大切にしているのは、私たちから一方的に発信するのではなく、お客さまにも楽しみながら参加していただくこと。一緒にブランドの世界観を育てていけるような関係を築いていきたいなと日々思っています。

こうぶつヲカシのスタッフの皆さま

生活者との接点を広げ、営業にもつながる配信を目指す

──ここからは、プレスリリースについてお聞きしたいと思います。毎月コンスタントにプレスリリースを配信されていますが、配信のタイミングなどはどのようにして決めているのでしょうか。

目標としては、1週間に1度は配信したいと考えていますが、まだまだ実現できていないのが現状ですね。ただ、プレスリリースを見た方がすぐに購入できるようにという狙いがあるので、タイミングとしては販売日の前日や当日に配信しています。

一方で、発売の3ヵ月前ぐらいにプレスリリースを配信し、それを営業などに活用できたらいいねという話は社内でもあって、力を入れていこうとしています。メディアやバイヤーの方は、もっと情報を早く知りたいと思いますので、生活者の方に向けたすぐに買えるタイミングでの配信と、メディア・バイヤー向けの早期発信をうまくわけて展開したいですね。

──情報を得たいタイミングは異なりますよね。生活者の方に向けての発信ということですが、どのプレスリリースも写真がとてもすてきで、文字入り・文字なしの両パターンの画像を用意されている点は、メディアにとっても使いやすいと感じました。やはり、こだわっているポイントのひとつでしょうか。

そうですね。「どんな味がするんだろう」「食べてみたいな」と感じていただいて、実際に取り寄せてみたくなるような、わくわく感をお届けできたらいいなと思っています。また、プレスリリースは販売開始のお知らせとしてXでもシェアしているので、とにかく目を引く写真やわかりやすいタイトルをつけることを意識しています。

実際に、Xでの投稿が生活者の方によって拡散されることも多いんですよ。そこからPR TIMESのランキングにリアルタイムで上がり、メディアの方の目にも留まりやすくなっていると思います。

──これまでに、特に手応えを感じたプレスリリースはありますか。

宝石と紫陽花のカッサータ」のプレスリリースは、とても大きな反響がありましたね。初めて配信したのは昨年6月でしたが、当初は200個ほどの販売予定だったところ、プレスリリースをきっかけに予約が殺到して、2ヵ月待ちになるほどでした。

メイン画像のインパクトがひとつの要因だったと思います。真は商品の配置や角度によっても反響が違ってくるので、日々試行錯誤しながら取り組んでいるところです。

とにかくきれいなお菓子なので、写真をたくさん取り入れて魅力が伝わるよう心掛けていますね。また文章は、抽象的にならないように、そして「こういう季節にお楽しみいただけます」など、情景が浮かぶような表現を入れるようにしています。

紫陽花のこうぶつヲカシ
紫陽花のこうぶつヲカシ

ファンづくりを軸に、安定したブランド成長を目指す

──最後に、これからどのようなことに取り組んでいきたいか、お聞かせください。

今年の目標としては、「ハラペコラボのファンを増やすこと」を全社で掲げています。

クリスマスやバレンタイン、歓送迎シーズンなどはご注文が増える一方で、それ以外の時期は話題の波が起こりにくいという点は課題だと感じています。今は、商品をたまたま見かけて購入してくださるお客さまが多いのが実情です。常に新商品を展開していますので、「この季節のハラペコラボの商品を」と思い出してくださったり、時期を問わずに手に取っていただけたりするような、安定したブランドへと成長していきたいと考えています。

そのためにも、企業さま向けのノベルティやコラボ商品、卸販売など、継続的なお取引につながるBtoB領域も強化していきたいですね。まだハラペコラボを知らない企業さまも多くいらっしゃると思うので、会社案内の充実やプレスリリースの活用を通じて、より積極的に発信していきたいと思います。

また、現在はお菓子事業が中心ですが、オリジナルグッズの展開も広げていきたいと思っています。そうした取り組みを通じて、私たちの掲げるビジョン「才能満ちあふれるメンバーがArtなFoodであそぶ世界を浸透させる」により近づいていくことができたらうれしいですね。

こうぶつヲカシ

まとめ:世界観を磨き、届ける。ハラペコラボの広報PR

限られたリソースのなかでも成果につなげている、メルティングポットハラペコラボ株式会社は、自社ならではの価値観や世界観を軸として磨き続けています。

広報PRを特別な活動として捉えるのではなく、「こだわってつくった作品をもっと多くの人に届けたい」という想いを原動力に、少しずつ発信体制を整えてきました。「作品をつくる」「お客さまはパートナー」というブランドの姿勢が、プレスリリースの文章からSNSの投稿まで滲み出ているからこそ、ファンとの関係が育まれてきたのだと思います。

また、「お客さまはハラペコラボの世界観を共に楽しんでくれる大切なパートナー」という考え方も印象的です。一方的に情報を届けるのではなく、お客さまと一緒にブランドを育てていく姿勢は、ファンづくりに取り組む企業にとって参考になるのではないでしょうか。

自社らしさをどのように言語化し、誰にどのような形で届けていくのか。ハラペコラボの取り組みには、限られた体制のなかで広報PRに取り組む企業にとって、多くのヒントが詰まっていました。

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この記事のライター

PR TIMES MAGAZINE執筆担当

PR TIMES MAGAZINE執筆担当

『PR TIMES MAGAZINE』は、プレスリリース配信サービス「PR TIMES」等を運営する株式会社 PR TIMESのオウンドメディアです。日々多数のプレスリリースを目にし、広報・PR担当者と密に関わっている編集部メンバーが監修、編集、執筆を担当しています。

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