多くの人に興味を持ってもらえるプレスリリースを作成するためには、自社の新情報をまとめるだけでなく、時節やトレンド情報をうまく活用することがおすすめです。トレンドキーワードをフックにプレスリリースを配信することで、自社プロダクト・サービスの注目度が上がり、メディア関係者や生活者に届く可能性が高まります。
本記事では、「ゴールデンウィーク(GW)」をピックアップ。ホテル・旅館などの宿泊・レジャー業界はもちろん、行楽グッズやサービスを提供する企業まで幅広く活用しやすいトレンドです。重要なステップを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
「ゴールデンウィーク」をプレスリリースに活用するSTEP
毎年4月末から5月初めにかけて、祝日が続く期間を指す「ゴールデンウィーク」。旅行やレジャー、イベント、帰省など、人の移動や消費活動が活発になりやすい時期として、多くの企業・団体が関連施策を展開します。
2026年のゴールデンウィークも、旅行需要や体験型消費への関心が高まることが予想される一方で、混雑回避や近場レジャー、コスト意識を踏まえた楽しみ方にも注目が集まりそうです。こうした生活者動向を踏まえて情報発信を行うことで、メディアや生活者の関心につながりやすくなるでしょう。
「2026年のゴールデンウィークに向けて、どのような切り口で情報発信をすればよいのか」と悩む広報PR担当者もいるのではないでしょうか。そこで本記事では、ゴールデンウィークに関連したプレスリリースの企画から配信までの流れを解説します。
基本の8ステップは以下です。この8つのSTEPの中でも、特に役立つポイントを事例とともに解説していきます。

基本となるステップについてはこちらの記事をご確認ください。
情報収集して傾向をチェック
ゴールデンウィークは、4月29日の「昭和の日」から5月5日の「こどもの日」までの1週間を指します。間に平日が加わるものの、多くの人は有給休暇を取得するなどして、大型連休を楽しむ傾向があります。
市場動向を調査する
ゴールデンウィークは毎年訪れますが、毎回同じ情報を発信するのではなく、今年ならではの傾向や対策などを把握することが大切です。人々が今年のゴールデンウィークをどう過ごすのか、市場の動向についてを調べてみましょう。
下の表は、2025年1月1日から10月31日までにPR TIMESで配信されたプレスリリースをもとに、注目されたキーワードの傾向をまとめたものです。

詳細:AI・万博・人手不足…ニュースでよく見たキーワードが勢揃い!企業発表トレンドから振り返りと未来予想を分析
PR TIMESで配信されたプレスリリースのキーワード動向を見ると、2025年は「イベント」関連のキーワードが多くの月で上位となったほか、「AI」関連のキーワードも複数月で高い注目を集めました。こうした傾向から、2026年も行楽・イベント需要に加え、AIを活用したサービスや体験型施策に関する情報発信への関心が続くと考えられます。
株式会社JTBが1泊以上の日本人の旅行と訪日外国人旅行について各種経済指標や消費者行動調査、運輸・観光関連データ、アンケート調査などから推計した2026年の旅行動向の見通しでは、
- 国内旅行:対前年101.7%
- 海外旅行:対前年108.5%
- 海外旅行者数:対前年108.5%
といった結果が出ていることを公表しています。大幅な回復を見せた2025年と比較すると伸び率は緩やかになるものの、今年のゴールデンウィークの旅行需要や訪日客数は、引き続き一定の増加が見込まれます。
参考:2026年ゴールデンウィーク(4月25日~5月7日)の旅行動向
またインターネットの検索結果、SNSなどから情報を収集するのもおすすめです。自社プロダクト・サービスとの関連性はあまり気にせず、広く市場の傾向を掴む糸口として一般的なワードで検索してみましょう。毎年多くの人が検索しそうな複数のキーワードで情報を集めてみてください。多くの人が気になっている情報はメディア関係者も注目しています。そこから、今年ならではの切り口が生まれるかもしれません。
<検索キーワード例>
「ゴールデンウィーク 2026」
「ゴールデンウィーク 旅行」「ゴールデンウィーク 国内」「ゴールデンウィーク 海外」
「ゴールデンウィーク 過ごし方」「ゴールデンウィーク 外出」「ゴールデンウィーク 推し活」
「ゴールデンウィーク 家族」「ゴールデンウィーク 友人」など
また近年は、ライブ遠征やイベント参加、聖地巡礼などを目的とした「推し活需要」も注目されています。宿泊施設や交通、飲食、グッズ関連など、さまざまな業界で“推し活×GW”を切り口にした情報発信も考えられるでしょう。
プレスリリースの配信スケジュールを立てる
ゴールデンウィークに旅行や遠出のおでかけを検討している場合、1ヵ月ほど前から計画する生活者も多く、そのタイミングで情報収集をしている人もいるはずです。このような傾向も踏まえてプレスリリースの配信日を設定できるとよいでしょう。市場でいつ、なにが注目されているのかを捉える方法として、「Googleトレンド」を活用して検索キーワードの推移を計るのが簡単です。

過去5年間の推移を見ると、毎年「ゴールデンウィーク」が始まる約2週間前の4月中旬(4月15日頃)以降から検索数が増えてきています。検索数がピークに達する4月25日頃までには、プレスリリースを配信していることが理想です。
4月はそのほかのトピックスも多い月です。以下の記事を参考に、プレスリリースの配信タイミングは慎重に検討しましょう。
ペルソナをイメージ
ゴールデンウィークに関する自社のプロダクトやサービスを、誰にもっとも利用してほしいかを考えることも大切です。商品企画の際に対象年齢や対象人物を設定するように、プレスリリースで情報を配信する際にもペルソナを明確にしましょう。
<ペルソナ設定で必要な項目例>
- 年齢層
- 性別
- 職種
- 年収
- 家族構成
- 最近の悩み
- 情報収集の方法 など
例えば、上記の項目例に沿って「大型連休を利用してライブ遠征やイベント参加を予定している20〜30代」をペルソナとして設定したとします。自社でホテルや宿泊サービスを提供している場合、「ライブ会場へのアクセスがよい宿泊プラン」や「推し活向けのフォトスポット付きプラン」などを提案できるでしょう。
また、プロダクトやサービスの特徴やアピールポイントから、ペルソナ像が見えてくることもあります。
ペルソナ設定についてさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
調べた情報を箇条書きで整理
ここまでで得た情報の中から、自社のプロダクトやサービスの魅力を発信するうえで活用できそうなものをピックアップしてみましょう。自社のアピールポイントとトレンドがなぜ合致しているのか、言語化しておくことが大切です。
<ポイント整理の例>
- レジャー施設などの場合
→今年の動向を調べて市場のニーズや興味関心にマッチした切り口でイベントを提案 - 行楽で活躍するアウトドアアイテムなどの場合
→外出先における生活者の悩みなどをアンケートで集め、それらを解決するアイテムを提案 - レストランなどの場合
→今年の社会情勢を調べ、コストパフォーマンスの高い特別なプランを提案
ここで大切なのは、自社のアピールポイントとトレンドを無理やり関連づけないこと。落とし込んだ文脈を客観視しても「なるほど」と思えるか、社内のほかのメンバーにも協力してもらいながら確認することが重要です。
ポイントを整理したらプレスリリースの作成を開始しましょう。基本的な構成の作り方などは以下の記事を参考にしてみてください。
また世論を反映した情報発信は読み手の理解や共感も得やすくなります。アピールポイントに調査結果などが関係するときは、プレスリリースにも調査結果を引用しましょう。その際、他社が行った調査結果を用いる場合は許諾を得るなど注意も必要です。
【参考記事】
細かな配信設定を活用してプレスリリースを配信
プレスリリースが完成したら、配信の設定を行います。
PR TIMESには、情報を探している人に適切に届けるための配信設定機能があります。自社の商品やサービスに関する設定だけでなく、ゴールデンウィークに関する情報としても配信できるようキーワード登録を活用しましょう。その際、「ゴールデンウィーク」「GW」「大型連休」など関連するキーワードを複数登録するのがおすすめです。そのほか、ゴールデンウィーク中に開催されるイベントを地域ごとに報道する媒体もあるため、位置情報も適切に登録しましょう。
【参考記事】
世の中の動向や生活者の声を把握し、タイミングよく「ゴールデンウィーク」に関するプレスリリースを配信しよう
ゴールデンウィークはその年限りのものではなく、毎年訪れます。その中でも世の中の動きによって過ごし方のトレンドや心情は変化するもの。特に2026年のゴールデンウィークは、外出・旅行需要への関心が引き続き高まることが予想されます。
事前に自社で調査を行ったり、すでに発表されている調査結果を活用したりして、市場のニーズにマッチした提案が大切です。多くの人々がゴールデンウィークに注目する中、自社の情報を目にしてもらうには、プレスリリースの配信タイミングを見極めることも重要。生活者の動向を調べ、適切なタイミングで配信することを心がけましょう。
また、PR TIMESなどの配信ツールでプレスリリースを配信した場合は、自社のホームページにも掲載するなど、より多くの人の目に留まるよう自発的に発信を行うことも大切です。プレスリリース配信直後だけでなく、駆け込み需要を見込んでゴールデンウィークの直前にも再びSNSでシェアするなどの拡散も忘れずに実施しましょう。
<編集:PR TIMES MAGAZINE編集部>
ゴールデンウィークのプレスリリースの書き方に関するQ&A
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